呉越さん、旧正月前まで張家口で映画の撮影をしてると聞いてましたが、ちょうどニュース記事を見つけました。
呉越自作自演映画『武術班』がわが市でクランクイン
(2008年1月23日張家口新聞網)
1月22日午前、北京輝煌映視投資有限公司、中国電影グループ第一制片公司、北京央視遠途科技発展有限公司、及び張家口市委宣伝部、市スポーツ局、市テレビ局合同制作の呉越自作自演映画『武術班』のクランクインのセレモニーが市の吉林総合学校で行われた。呉越(ウー・ユエ)、衛華(ウェイ・ファ)、叮鐺(ディン・ダン)ら主演の3名が登場。この後、撮影チームは市の第六中学校の校門前で最初のシーンを撮影した。
2008年、第29回のオリンピックが北京で開催される。長い歴史をもつ伝統武術を擁して待つこと数十年、ついに主催側のプロジェクトとして正式にオリンピックで実現する。これは中国武術が世界に羽ばたくチャンスで、伝統武術を世界中の人々に認知され得る架け橋になる。映画『武術班』はまさにこのような背景を下敷きにして制作するオリンピックをテーマとしたハイビジョンデジタルシネマ。一介の体育学校のアマチュア武術コーチ、呉越演じる呉杰(ウー・チェ)を通じて、自己鍛錬に励む学生がオリンピックに参加するストーリー。普通の人の内面世界をリアルかつ感動的に描く。世代の違う武術アスリートたちの伝統武術に対する熱い思いやオリンピックへの期待とひたむきな努力を描いている。
『武術班』は呉越自身で脚本を手懸け、監督・出演する初の映画。張家口で生まれ育った呉越だが、今や有名なスターだ。しかしふるさとに対しては深い愛着を感じているという。この郷里に対する深い思い入れにより撮影チームごと張家口に移動して全編ここで撮影される。また高亜麟(ガオ・ヤールン)、英壮(イン・チュアン)、張瑶(チャン・ヤオ)、涂彦妮(トゥ・イェンニ)らに友情出演のオファーをしたとのこと。この映画は中国武術と北京オリンピックに捧げる贈り物となりそうだ。
(李暁紅/李達強)
呉越、『武術班』でただいま!
(2008年1月30日張家口新聞網)
デジシネ『武術班』がわが市で撮影中となっている。この街の市井の人々が主人公のストーリー。普通の人が地道に追い求める姿をリアルに描き、様々な人のオリンピックへの思いを語っている。わが市出身の俳優、呉越が自作自演映画『武術班』をひっさげふるさとに帰ってきた。撮影の様子をちょっと見てみよう。
撮影現場で呉越に会った。ちょうど、武術教室の生徒がサボって遊んでばかりいるシーンを撮影中で、呉越はひとつひとつ演技について指導し、出演者たちも何度も取り組み、現場は和やかで楽しい雰囲気に包まれていた。撮影の合間に私たちは呉越にストーリーについて訊いた。
ごく普通の人のストーリー。
「2008年はオリンピックイヤーで、それが中国でできるのはとても喜ばしい事。中国武術も今回のオリンピックの特色として挙げられるでしょう。これは多くの武術人の夢と言えます。当時合宿中に2000年のオリンピック招致がダメになったのを聞いて、皆とても残念がったことを覚えてます。今では北京でまもなくオリンピックが開催されることになり、あの頃から皆それぞれにオリンピックに対する夢があると思い始めました。
私は専業武術アスリート武術選手として芸能系の大学に受かりましたから、俳優一筋で来た人とは考え方が少し異なるかもしれません。映画『コーラス』に心を打たれて、音楽で思いを表現するという、シンプルに先生と生徒の心の交流を描いた作品ですが、多くの点で感動しました。実は最初、アクションスターが故郷に帰って武術を発展させるというストーリーを考えていましたが、この映画を観て気づいたんです。身近な人の話の方がより共感できると。で、小都市の武術教室のストーリーに脚本を組み立て、ごく普通の人に照準をあわせました。
私が中戯*で演技を学んで感じたのは、演武することと他の芸術とは同じであり、どちらも自分の中での套路*だと思っています。武術の理念は“武人”たることではありません。内面強化や、独自の物の見方など、こうやって練武することで自分自身を深めることができる。体を鍛えること以外に、武術は人に何をもたらすか?練武することで人の意識も鍛えることができる。人を自尊、自律、自強*の境地に導く。これがいわゆる“武徳”です。」
武術教室のコーチが優れた教育手法と自身の魅力的な人柄によって生徒たちに人としての道理をわからせ、子供達は武術の鍛錬をすることにより、正しい道へと導かれる。呉越がこの映画を通じて私たちに伝えたいのは、ごく普通の人の夢もまたオリンピックと密接に関係しているということだ。
役の切り替え
呉越は『武術班』で数役をこなしている。いかにして脚本を書き、監督、役者と切り替えるのか。
「脚本は撮影に比べて静的な作業。早めに準備しておくと、撮影作業中でもその場でチェックと変更ができます。撮影作業ではまず脚本のテーマを映画の中で表現します。自分で考えたものを表現していく一气呵成的な作業です。役者をするだけなら演じる役だけに集中すればいいけれども、監督として全体を把握しておかないと、ある人物を目立たすことができずに、かえって作品のカラーが損なわれてしまう。いい監督であるのは難しい。一番重要なのは取捨選択が解っていること。この映画の出演者でもあるので、もちろん自分の演じる役の幅を広げたいけども、監督として登場人物の個性を引き出さないといけないので、自分の演じる役は逆に目立たさないようにしています。みんなの個性を出さないと。自作自演の作業は勉強途中。絶えず前進していきたい。」
故郷での映画制作にエール
なぜふるさとでの撮影を選んだのか?この理由は誰もが解るだろう。いわゆる“一片赤子の心”(純粋な思い)。どんな人でもふるさとに対する思い入れは少なからずある。呉越はふるさとにとって、この映画がまちおこしになってくれればいいと感じている。
「当初、湖北の宜昌で撮影予定となってましたが、小都市が舞台の普通の人のストーリーである以上、ふるさとで撮影したらいいじゃないかと思いました。こんなに絵になる景色がたくさんあるのに使わない手はないと。夜のシーンには大鏡門*での撮影を予定しています。“大好河山”のようなシンボリックな城壁はもちろん外せません。この時期は寒さが厳しいけれど、いい画を撮るためには辛くても乗り越えます。真剣勝負です、凍えそうな時もありますが。スタッフもみんな苦労は覚悟の上で、昼夜兼行で仕事しています。いい作品に仕上がるよう願っています。
もうすぐ年越しです。どうぞよいお年を。ふるさとの皆さまが、ご家族お揃いで平穏無事に過ごせますようお祈り致します。健康は大事ですから、お体に気をつけて!」
文/張蕾
*註)-----------------------------
中戯 中央戯劇学院
套路 中国武術における「型」
自強 困難に屈することなく冷静に対処すること
大鏡門 万里の長城の主要ゲートのひとつ
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ふうう~。量が多いので疲れました!
趣味で撮ってる映画かと思いきや、本格的だったのでびっくりです。だんだんシンチーさんのようになってきてる…。オリンピックを題材にした青春映画と言うと『シムソンズ』や『クール・ランニング』が思い浮かびますが、そんな感じなのでしょうか?
今回のオリンピックでは中国武術は正式種目ではないものの特別種目として実施されるようですね。呉越さんの武術論は深遠すぎて、なんとなくわかるものの、うまく訳せませんでした。修行が足りません…。でも読んでるうちに呉越さんがだんだん霍元甲みたいに思えてきました(笑)
で話に出てきた『コーラス』、これ観たくなりました。DVDも出てるようですね。もちろん『武術班』も観たいです。オリンピックに便乗して日本でも公開されないかな…。でも最初の案のアクションスターが故郷に帰って…ってモロ自分自身のことじゃん(笑)役名の呉杰って李連杰(ジェット・リー)を意識してる!?
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