徳間書店刊「越女剣」に収録の「鴛鴦刀」の登場人物、周威信は大の格言好き?
次から次へとセリフのなかに格言が飛び出します。
おもしろいので抜き出してみました。
ついでにネットで拾った原文も併記してみました。
日本語訳と対比してみるのもおもしろいですね。
・能ある鷹は爪を隠す。
原文:真人不露相,露相不真人。
・身の処し方には気をつけよ、無鉄砲は身を滅ぼす。
原文:小心天下去得,莽撞寸步难行。
・悪意なき者は来たらず、来たる者には悪意あり。
原文:善者不来,来者不善。
(現代なら悪徳訪問リフォーム業者とか…。)
・一時(いっとき)堪忍すれば、百日の災いも免れる。
原文:忍得一时之气,可免百日之灾。
・字を識らずとも、人を識らぬなかれ。
原文:宁可不识字,不可不识人。
・容赦するなら手は出さぬ、手出しするなら容赦せぬ。
原文:容情不动手,动手不容情。
・人手多くば牌楼担いで河渡る。
原文:只要人手多,牌楼抬过河。
人数が多ければ多少の無茶もやり通せる…ってな意味でしょうか。
“牌楼”は市街に立ってるやぐら門のことだそうです。
・つむじ風に遭えば、故ある方へ散り散りに。
原文:相打一蓬风,有事各西东。
・本降りになって出て行く雨宿り。
原文:晴天不肯走,等到雨淋头。
(あるある…!!たいていそうなる。)
・達人は一手で腕を見抜く。
原文:行家一伸手,便知有没有。
・良く知りたくば、耳をすませ。遠くに立てば、はっきりと見える。
原文:若要精,听一听;站得远,望得清。
・やましいことは顔に出る。
原文:做贼的心虚,放屁的脸红。
・十中八九でぶは金持ち、でぶの悩みは太り過ぎの尻なしだけ。
原文:十个胖子九个富,只怕胖子没屁股
(現代なら…十中八九セレブはスリム。痩身・美容に金かけ放題…。)
・手を控え、口を控えれば、至るところに身を隠せる。
原文:手稳口也稳,到处好藏身。
・常に敵に望む覚悟で、橋を渡るように用心せよ。
原文:念念当如临敌日,心心便似过桥时。
・道中危うきに逢わば避けよ、才子でなくば詩吟ずるべからず
原文:路逢险处须当避,不是才子莫吟诗。
・おぬしはおぬしの大街道を行け、わしはわしの丸太橋を渡る。
原文:你去你的阳关道,我走我的独木桥。
(ゴーイング・マイ・ウェイ!)
・賢き者は無茶はせぬ、笑顔の者には手出しせず。
原文:光棍不吃眼前亏,伸手不打笑脸人。
・命懸けの一夫には、万夫も敵わず。
原文:一夫拚命,万夫莫当。
(窮鼠、猫を噛む。または火事場の馬鹿力。)
・縁あらば千里を来りて相見え、縁なくば向かい合うても巡り会わず。
原文:有缘千里来相会,无缘对面不相逢。
・万事は人の計るにあらず、生涯は皆運命の采配なり。
原文:万事不由人计较,一生都是命安排。
(ケセラセラ〜♪ってこと?)
・道大きくば馬よく走り、樹大きくばよく木陰をつくる。
原文:路大好跑马,树大好遮荫
・上手の上には上手あり、悪人の上には悪人あり。
原文:强中更有强中手,恶人自有恶人磨。
・やもめが子を躾けるなら、欲張ってはならぬ。
原文:光棍教子,便宜莫贪。
“光棍”は、ごろつき・ならず者の意味。
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