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2006年10月29日 (日)

「越女剣」感想。

徳間書店刊「越女剣」には金庸の短編2編と中編1編が収録されています。
その3つの作品を順に読んでみました。

Etujoken 「白馬は西風にいななく」(白馬嘯西風)
これは「倚天屠龍記」の次に発表された中編作品。
女性が主人公なのは金庸作品の中で唯一この作品だけなんですね。
翻訳者さんのあとがきにも一昔前の少女小説みたいと記されてるように主人公、李文秀が西域で過ごす日々が綴られていますが、とにかく、切ない〜!の一言に尽きます。

以降ネタバレ含みます。

西域というとドラマ「セブンソード」の飛紅巾を思い出しますが、飛紅巾のキツくて情熱的な性格に比べ李文秀はおとなしい、控えめな女性です。それゆえ意中の人に対して自分から身を引くことになるのですが…。西域を離れ、中原に戻った李文秀はこの後、さすらいの江湖の女侠になってゆくのでしょうか…。それにしても計おじいさん…素敵です(笑)。李文秀を暖かく見守る優しいおじいさんが実は眉目秀麗な青年だったなんて。計老人は文秀がスプのことをふっきれるまで待ってたんだろうなァ。健気だ…。中原に戻ったら正体を明かすつもりだったんでしょうか?もし文秀がスプをすっぱりあきらめていたら、また別の人生があったのかと思うと、やはり感傷的な気分になってしまいます。

「鴛鴦刀」
短いながらも金庸的要素がギュッと濃縮された作品です。
“鴛鴦刀”とは長刀と短刀がセットになった宝刀のこと。それを手にすると天下無敵になると言われている…と来れば、まるで「倚天屠龍記」のような設定ですが、こちらはコメディ的要素が多く、言葉によるお遊びがたくさん散りばめられています。周威信の“江湖の言葉”、夫婦刀法など、実写になればかなり面白いのではないかと思うのですが。映画とまでは言わないので2時間ドラマみたいにして作ってくれないかなァ…。過去、香港などでテレビ放映されたことはあったのでしょうか?

「越女剣」
金庸の最後の発表作品となっている短編。
舞台はずっと古代の春秋・戦国時代。秦の始皇帝が登場する前あたりですね。宮城谷昌光の小説などが好きな人にはおなじみの時代で、越国の重臣、笵蠡(はんれい)が主人公です。
物語は呉国を滅ぼしたところあたりで終わってますが、この後笵蠡は、あっさり越を去り斉の国へ行きます。そこで商売に成功して大金持ちになり、彼を宰相に…とオファーが来ても蹴り、今度は陶へ。そこでもまたまた巨万の富を築きあげたという…華々しく功績を挙げた優秀な人物でも後の権力抗争で失脚してしまうパターンが多い戦国時代には珍しく?成功した人物です。
以降ネタバレ含みます。

それにしても、ヒゲに白いのが混じってくるくらいの歳なのに西施や阿青から惚れられる笵蠡って…。実はかなりカッコいいとか?しかもスーパービジネスマン。どこへ行っても成功できるから、彼女たちの目は確かですね〜。(笑)
笵蠡の良き相棒、文種はこの後、彼からこのまま越王のもとに留まるのは良くないとアドバイスされ、急いで仮病を使って隠居しますが、時すでに遅し。呉国の伍子胥と同じく讒言により自刎することになります。戦国の世を生き抜くことは難しい…。一方、阿青の竹棒は天下無敵。ワケが分からないなりにちょっとだけマネできた越国の兵士も天下無敵の剣法使いになってしまうほど。ひょっとすると金庸小説紙上最強の女性かも知れません…。丐幇の打狗棒を持たせてあげたい!?
参考:川出文庫 「新・十八史略1」

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